新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
中学生の職場体験プロジェクトMIRAIZ広報担当の井沼です。今回は11月に実施したVol.5の体験内容についてご報告いたします。
今回は平賀のすぐおとなり、豊玉第二中学校から4名の生徒さんにお越しいただきました。
また、前回に引き続き社長インタビューも実施しています。ぜひ最後までお読みください。
1日目プログラム
・オリエンテーション
・座学(当社の紹介・コピーについて・デザインについて)
・課題制作:偏愛チョコイラスト
・写真撮影
・経営者インタビュー準備
・オリエンテーション
・座学
(当社の紹介・コピーやデザインについて)
・課題制作:偏愛チョコイラスト
・写真撮影
・経営者インタビュー準備
◇座学(当社の紹介・コピーについて・デザインについて)
まずは当社の紹介から。平賀が得意とする販促での課題解決において、コピーやデザインが持つチカラ、その重要性についても説明します。どの講義も熱心にメモを取りながら聞いていただきました。
◇課題制作:偏愛チョコイラスト
今回はドン・キホーテ様の「偏愛めし」シリーズになぞらえた、「偏愛チョコ」企画を実施。店舗のバレンタイン企画で使用するイラストの制作をしていただきました。
今回はドン・キホーテ様の「偏愛めし」シリーズになぞらえた、「偏愛チョコ」企画を実施。店舗のバレンタイン企画で使用するイラストの制作をしていただきました。
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それぞれの「好き」が詰まったチョコが出来上がりました。コピー・デザインの座学で学んだ内容を活かしたイラスト&キャッチコピーに注目です。あなたはどのチョコが1番気になりますか?
◇写真撮影
本格的な撮影セットに興味津々。「こんな風に撮ってもらうのは七五三ぶり!」との声も。はじめは緊張している様子でしたが、段々と「楽しくなってきた!」と次々にポーズを決めていました。
2日目プログラム
・課題制作:推しチョコのチラシ作成
・実践:名刺交換
・経営者インタビュー
・クロージング
◇課題制作
1日目に引き続き、バレンタイン企画に関する制作です。A・B 2チームに分かれて「推し」チョコレート商品のチラシデザインを制作していただきます。Aチームは有楽製菓「ブラックサンダー」、Bチームは明治「きのこの山」・「たけのこの里」を選択。
当社の若手エースデザイナーが「お客様に商品を手に取ってもらうために、チラシに入れるべき要素」を解説。実際の現場で培った経験をもとに、チラシ制作時に心掛けているポイントを伝授いただきました。
絵を描くのが好き!というメンバーが集まっただけあり、試行錯誤しながらも楽しんで取り組んでいただきました。
各チームのこだわりがつまった力作がこちら!
Aチーム・有楽製菓のブラックサンダー
こだわりポイント
雷をイメージした衣装デザイン
女の子の衣装は「サンダー(雷)」をテーマにデザイン。ブラックサンダーの魅力を視覚的にアピール。切り抜き仕様で柔軟なレイアウト
「女の子」と「チョコ」と「激ウマ」の3ピースは切抜き仕様。分業による効率化とレイアウト調整の柔軟性を兼ね備えたアイデアです。お気に入りは「激ウマ」
商品の美味しさをダイレクトに伝えるインパクト抜群のフレーズです。
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Aチーム
有楽製菓のブラックサンダー
こだわりポイント
雷をイメージした衣装デザイン
女の子の衣装は「サンダー(雷)」をテーマにデザイン。ブラックサンダーの魅力を視覚的にアピール。切り抜き仕様で柔軟なレイアウト
「女の子」と「チョコ」と「激ウマ」の3ピースは切抜き仕様。分業による効率化とレイアウト調整の柔軟性を兼ね備えたアイデアです。お気に入りは「激ウマ」
商品の美味しさをダイレクトに伝えるインパクト抜群のフレーズです。
Bチーム・明治 きのこの山・たけのこの里
こだわりポイント
- 赤を大胆に配置したデザイン
中央に思い切って赤を配置することで、両者の対決構図を視覚的に強調。インパクトのあるレイアウトが目を引きます。 - 独自性の強調
色使いや書体、キャッチコピーを工夫し、それぞれの個性を際立たせています。 - 成分比較のグラフ表示
チョコとクラッカー(クッキー)の割合をグラフ化し、見た目だけではない違いをアピール。
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Bチーム
明治 きのこの山・たけのこの里
こだわりポイント
- 赤を大胆に配置したデザイン
中央に思い切って赤を配置することで、両者の対決構図を視覚的に強調。インパクトのあるレイアウトが目を引きます。 - 独自性の強調
色使いや書体、キャッチコピーを工夫し、それぞれの個性を際立たせています。 - 成分比較のグラフ表示
チョコとクラッカー(クッキー)の割合をグラフ化し、見た目だけではない違いをアピール。
現在、このチラシを店頭に掲出させていただけるよう調整中です。
◇名刺交換
今回もチャレンジしていただきます名刺交換。社会人マナーを先取り体験です。初めは誰でも緊張するもの。
持ち方・受け取り方のレクチャーを受け、回数を重ねる内に緊張もほぐれてきたようです。
◇経営者インタビュー
1日目に考えておいた質問を元に、弊社の社長・中前へのインタビューを行いました。
普段従業員も知らない(聞けない?)ような内容にも、丁寧にお答えいただきました。
質問)普段どんな仕事をされていますか?また、特に大変な仕事は何ですか?
回答)私の主な仕事は、変化に合わせて会社がどう進むべきか、どう成長していくかを決めることです。また、社員が働きやすい環境を整え、一丸となって協力できる体制を築くことも大切な役割です。多くの社員を同じ方向に導くのは簡単ではありませんが、その分やりがいがあります。
質問)いつこの仕事に興味を持ちましたか?平賀に入社した理由(きっかけ)は?
回答)私は長年、小売業界に携わり、平賀のような会社から提案を受ける立場にいたため、小売業が直面している課題や求められる提案を深く理解していました。この経験を活かし、小売業界や販促・印刷業界をより良い方向へ導くため、経営に携わる形で入社しました。
質問)社長就任直後に緊急事態宣言が発令された時、会社としてどんな対応をしましたか?
回答)社員の不安を減らすため、会社の状況をしっかり共有しました。
「当社は資金的な体力があり、たとえ売上が半年ゼロであっても、社員の皆さんに給与をお支払いできる」と伝え、経済回復を見越して準備を進めました。その結果、半年後にはフル稼働の状態に戻ることができました。
質問)仕事のやりがいを感じるのはどんな時ですか?
回答)顧客に信頼され選ばれたとき。そして、社員の成長を実感できたときです。社員が成長し、私が退任した後も会社が自立して発展していく。そのために、成長を支える環境づくりに力を入れています。
質問)絵を描くのは好きですか?
回答)正直に言うと、絵を描くのはあまり得意ではありません。
だからこそ、絵を描ける人を心から尊敬しています。物事を組み立て、それをクリエイティブに形として表現できる力は本当に素晴らしいと思います。以前の折込チラシは短納期や価格勝負が主流でしたが、現在は「お客様のあるべき姿」を描き、本当の価値をお伝えすることが求められる時代になっています。絵を描くことが好きな方は、そうした価値を表現する力を持っているという点で、素晴らしい才能をお持ちだと思います。
質問)スマホの待ち受け画面でもある奥さまとの馴れ初めを教えてください。
回答) 出会いは大学1年生の春です。テニスの練習で忙しかった私に「なぜいつもスポーツウェアなの?」と話しかけてくれた女性がいました。それが妻との最初の出会いです。その後、彼女は大会の観戦に何度も足を運んでくれるようになりました。その応援が今でも続いている感じです。だから自分は粘り強さや頑張りには少し自信があります。(笑)
質問)今でもテニスをされていますか?
回答)現在はしていません。学生時代は日本にはまだテニスの強い選手が少なく、テニスを続けるか悩みましたが、結局は就職を選びました。今は休日にジムに通い、体力の維持を心がけています。競技としてのテニスはしていませんが、学生時代に培った粘り強さや挑戦し続ける姿勢は、日々の仕事や課題への取組みに活かされていると感じています。
質問)中学生のときの将来の夢は何ですか?
回答)明確な夢はありませんでしたが、当時は「テニスで勝ちたい」という強い思いがありました。しかし、練習ではうまくいっても、試合になると緊張して実力を発揮できず、なかなか勝てません。弟からは「出ると負け」と呼ばれからかわれるほどでした(笑)。それでも、ある団体戦で大阪府のベスト4に入ることができたのです。その時から、「状況を楽しむ大切さ」を学びました。
今回、職場体験に参加された中学生の皆さんは、初めての体験でありながら、自分の考えや言葉をしっかりと持ち、前向きにこの状況を楽しんでいる姿がとても印象的です。この2日間一生懸命に取り組まれた経験は、将来どこかできっと皆さんの力になると思います。またいつの日か、皆さんがさらに成長された姿をどこかで拝見できる日を楽しみにしています。
中前社長、ありがとうございました。
◇中学生たちから寄せられた感想
- 働くのはお金を得ることが目的だと思っていましたが、体験を通じて制作の楽しさや、働く意義、やりがいについて新たな視点で考えることができました。
- 自分の趣味である絵を描くことがここまで活かせるとは思いませんでした。
考えたものが形になる喜びを実感しました。 - デザイナーは考えることややることがたくさんあって、とてもおもしろい仕事だと感じました。
- 学校の新聞をもっと良くしていきたいと思っていたので、コピーやデザイン、マーケティングの座学で学んだことを活かしていきたいです。
- 働くというと、ずっと先の話だと思っていましたが、実際に職場でお話を伺うことで、将来の方向性が見え、進路について向き合うきっかけになりました。
- 一人ではなく、みんなで協力して作り上げることがとても楽しく、良い勉強になりました。
- 平賀はいつも学校から見えるので、どんな会社か気になっていました。とても良い会社だったので嬉しいです。
- 平賀に入りたいと思いました!
2日間を終えて…
今回で5回目となりますMIRAIZですが、参加いただいている生徒の皆さんのやる気と元気に毎回驚かされると共に、こちらも「中学生の職業観を育むきっかけとなれたら」という気持ちが高まります。参加いただく皆さんには、働くことの面白さや、普段の授業とは異なる学びが得られることの楽しさを少しでも感じてもらえれば幸いですし、これからもそう感じてもらえるような内容にしていきたいと思います。
なお、今回作成された販促物の店舗への掲出情報等は後日公開予定です。続報にご期待ください!