小売の課題解決が
日本一得意な
会社へ
平素より格別のご支援及びご厚情をいただいている皆さまに、心より御礼申し上げます。おかげさまを持ちまして、2024年3月期の決算を無事に終えることができました。これもひとえに、株主さまをはじめステークホルダーの皆さまのご理解とご協力の賜物であると心より感謝申し上げます。
当事業年度は、経済活動が正常化し、サービス業及びインバウンド需要が増加しました。一方で、本格的な人口減少と共に、時短ニーズの増大や消費形態の多様化など、小売流通業界は複雑かつ多様な課題が山積するチャレンジングな時代に突入しました。
このような状況のなか、当社は、中期経営計画SPX2027(2025年3月期から2027年3月期まで)の3ヵ年計画を策定。Vision2030では「販促のあらゆる不満や不便、不足を解消し、小売の課題解決が日本一得意な会社へ」を掲げています。
上記目標達成のために、私たちは、お客さまとの固いバートナーシップを礎に、これまでに培ってきた知見とコンサルティング能力を発揮し、印刷·販促業界の中でもオンリーワンの存在として小売業界の活性化に貢献してまいります。
これからも、ステークホルダーの皆さまの期待に応えるとともに、社会の期待をも超えるよう、持続可能な成長を目指して力強く前進してまいります。
今後も変わらぬご支援ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
平素より格別のご支援及びご厚情をいただいている皆さまに、心より御礼申し上げます。おかげさまを持ちまして、2024年3月期の決算を無事に終えることができました。これもひとえに、株主さまをはじめステークホルダーの皆さまのご理解とご協力の賜物であると心より感謝申し上げます。
当事業年度は、経済活動が正常化し、サービス業及びインバウンド需要が増加しました。一方で、本格的な人口減少と共に、時短ニーズの増大や消費形態の多様化など、小売流通業界は複雑かつ多様な課題が山積するチャレンジングな時代に突入しました。
このような状況のなか、当社は、中期経営計画SPX2027(2025年3月期から2027年3月期まで)の3ヵ年計画を策定。Vision2030では「販促のあらゆる不満や不便、不足を解消し、小売の課題解決が日本一得意な会社へ」を掲げています。
上記目標達成のために、私たちは、お客さまとの固いバートナーシップを礎に、これまでに培ってきた知見とコンサルティング能力を発揮し、印刷·販促業界の中でもオンリーワンの存在として小売業界の活性化に貢献してまいります。
これからも、ステークホルダーの皆さまの期待に応えるとともに、社会の期待をも超えるよう、持続可能な成長を目指して力強く前進してまいります。
今後も変わらぬご支援ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
2024年6月
代表取締役社長
中前 圭司
2024年6月
代表取締役社長
中前 圭司
トップインタビュー
高付加価値サービスの提供で、顧客満足と成長を追求
当期(2024年3月期)の振り返りをお聞かせください。
新たなミッションとビジョンのもと、顧客への課題解決を通じて成長を実感しました。
当社は2023年4月よりミッションとビジョンを再定義し、お客様とともに次のステージへ進むための第一步を踏み出しました。当期の小売業界は物価の上昇と実質賃金の停滞により消費者の購買意欲が低下し、労働カ不足や物流コストの増加が企業経営に追加の負担をもたらしました。このような状況の中、当社はコンサルティングを通じてクライアント個々の課題解決に注力しました。
その結果、売上高は既存顧客への販路拡大や新規顧客の開拓が好調に進み、99億54百万円(前期比10.5%増)となり、4年連続の増収で過去最高を更新しました。営業利益は、4億94百万円(前期比7.7%増)の増益となりました。当期純利益は、繰延税金資産の回収可能性の見直しや、保有株式の戦路的売却による効果もあり、5億65百万円(前期比42.7%増)で、過去最高益を更新するなど、各項目において好調な結果となりました。
好調な結果となった要因とは?
前期からの投資です。
特に、人材と設備への積極的な投資が功を奏しました。原材料費高騰と新規顧客獲得コストにもかかわらず、 これらの投資が業務効率と人材育成を向上させ、年度後半に成果が現れてきました。
いま当社が
求められていることとは?
新たなアプローチの提案、すなわち販促の変革です。
現在の小売市場は、ニーズが複雑化し、消費形態の多様化も進み、旧来のやり方では解決が困難となっています。そのため、本質的な課題へのアプローチで競争力を強化する、すなわち「販促の変革』が求められています。
攻め(営業収益向上)のアプローチとして、クライアントの店舗立地、規模、顧客タイプを詳細に分析し、 最適な顧客へのアプローチを提案しました。さらには販促活動の効果を定量的に検証し、施策の精度と効果を向上させ ました。守り(経営効率改善)のアプローチとしては、独自に開発したシステムの導入で、クライアントの後方部門 の生産性向上に努めました。当システムにより、販促物の出稿と校正作業の効率化とコスト削減を実現し、経営効率の改善に寄与しました。
当期、終始徹底したことは?
組織内の利益マインドの浸透です。
具体的には、予算と実績のギャップを常に監視し、発生した場合は迅速に原因を分析して対策を実施しました。また、不必要な支出の削減、原材料や外注費の厳密な分析と対策を行い、コスト削減にも努めました。さらに、作業プロセスの見直しを通じて効率を図り、全方位で利益向上を推進。組織内に利益マインドを浸透させました。
感じた手ごたえは?
課題把握力のレベルアップです。
提案する解決策の精度が向上し、新規および既存の大手小売企業10社以上に対して経営課題に関する抜本的な提案ができました。特に、不振店舗の分析精度の向上は、クライアントとの関係強化に寄与。私たちのアプローチが正しい方向であることを確信させる重要な手ごたえとなりました。
当期はパートナーシップを通じた活躍と、販売チャネルの拡大も印象的でした。
スーパーマーケット·トレードショー2024では、(株)イシダ社の液晶サイネージ「Lumina」のコンテンツ制作を担当し、来場者の興味を引いた製品アンケートで2位に選ばれるなど、高い評価を獲得しました。また、自社開発したチラシ出稿管理システム「SPコネクト」は、Brushup社の校正システムとの連携を開始し、チラシ制作の利便性をさらに向上。これらのパートナー企業を通じて、販売チャネルの拡大も目指していきます。
投資について教えてください。
成長を支え加速するために、多方面での投資を進めました。
具体的には、生産拠点への最新設備投資を行い、効率と生産能力を大幅に向上させました。さらに、業務の効率化と品質管理を自動化するためRPA技術を導入し、人的ミスと作業負担の軽減を実現しました。また、生産管理と社内業務の改善を目的とした新基幹システム「NEXT-CORE」を稼働させ、各部門の業務効率と透明性を大幅に向上させました。これらの施策は、総合的な生産性の向上と、持続可能な成長を支える強固な基盤を築くことに貢献しています。
成長の基軸となる人的投資では、前期に引き続き、社内研修を実施し、次世代のリーダーの育成を進めました。また、人事関連制度の見直しとアップグレードを行い、条件付きで副業を許可し、キャリアパスの多様化を推進しました。これらの取り組みにより、会社と社員が互いに成長し貢献する、エンゲージメントの高い組織形成を目指しています。今後も、個々の社員がその能力を最大限に発揮できる環境を整え、Vision2030の実現に向けた強固な基盤を築いていきます。
株主および全ての
ステークホルダーの皆さまと
共に喜びを分かち合い、
持続的に成長できる
強い企業を目指して。
株主および全ての
ステークホルダーの皆さまと共に喜びを分かち合い、持続的に成長できる
強い企業を目指して。
翌期についてお聞かせください。
戦略的な投資の継続と、
マイルストーン管理の強化に
注力します。
マイルストーン管理の強化に
注力します。
地政学的リスクや為替の影響による原材料価格の高騰など、 引き続き厳しい経営環境が続いています。これに対応するた め、各プロジェクトの進捗を定期的に評価し、リソースの最適化と効率的な遂行を図ります。また、引き続き積極的な投資を行い、その効果を最大化することを目指します。これらの戦略的取り組みを通じて、組織全体の競争力を高めることを計画しています。以上を踏まえて、翌事業年度の業績見通しは、以下の通りです。
配当について教えてください。
2024年3月期の配当は
40円に増額となりました。
40円に増額となりました。
当社は、企業体質を強化し持続的な成長を実現するため、内部留保を充実させながら適正かつ安定的な配当の継続を基本方針としています。当期は新規顧客の開拓や新商材の導入により業績予想を上回ったため、期末配当を一株あたり30円から40円に増額しました。この増配により、配当金総額は前期の86百万円から115百万円に増加しました。また、2025年3月期の配当については、経済情勢や業績の動向を踏まえ、一株あたり40円を予定しています。
株主の皆さまへ、
メッセージをお願いします。
長期にわたって保有して
いただけるよう、
利益成長を目指します。
いただけるよう、
利益成長を目指します。
今後も、取り組むべき課題に向き合い、持続的な成長と企業価値の向上を通じて、社会の発展に貢献できるよう、全社一丸となり多様な課題解決に積極的に取り組んでいきます。皆さまと共に成長し続ける企業として、末永くご支援いただけますと幸いです。